1992-05-29 第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
○富塚委員 基本的なこの法案に対する視点を考えてみますと、現在進められている自由化行政のもとで、金融の自由化あるいは規制の緩和を通じて競争を一段と推進することを求めているわけですけれども、結果的に大手金融機関による系列化、集中化のみを促進させて、中小金融企業や消費者の利益という点についてなおざりにされていく懸念があるのではないかという点です。
○富塚委員 基本的なこの法案に対する視点を考えてみますと、現在進められている自由化行政のもとで、金融の自由化あるいは規制の緩和を通じて競争を一段と推進することを求めているわけですけれども、結果的に大手金融機関による系列化、集中化のみを促進させて、中小金融企業や消費者の利益という点についてなおざりにされていく懸念があるのではないかという点です。
○宮本(保)政府委員 新しい銀行法の一つの理念といたしまして、できるだけ行政の介入を少なくして、経営者の創意工夫なり自主性を尊重すべきであるというふうな理念がうたわれておりまして、私どもといたしましては、それに基づきまして数次にわたります弾力化、自由化行政を発表いたしてまいっております。
それから三番目には、金融効率化のためには、店舗、配当、金利の自由化行政を推進し、同時にその表裏一体としての預金保険制度の導入を要請したいのであります。それから最後は、中小企業のフィナンシャル・ギャップ、つまり中長期資金の不足を補充するためにも金融再編成を促進する必要があると考えます。昨年の六月に施行されておりまするところの合併転換に関する法律、略して合転法の改正を要すると思います。